こそあどの森

シリーズ好きでした。



小学生のころ夢見た花屋さんも本屋さんも全部アルバイトでなれちゃうことに気がついて大人になってしまったなぁなんて感傷に浸る。
就活ダメだったら花屋でも開業するか。それが嘘だとしても小説も書きたいし舞台俳優にもなりたい。
もし願いが一つだけ叶うなら、御社から内定をもらうよりも自分で面白いシナリオを書いて自分がキャスティングした俳優だけの舞台を作りたいという妄想がはかどって今日も元気。

どれも才能が有るわけでもないけれど、残り時間を好きなことに費やせたらそれはもう人生勝ち組どころか神の領域だ。

最高の表現を神という文字に置き換える語彙の少なさよ。



夢は叶うなんて歌詞は腐るほど見てきたし、口にしていた挫折者も腐るほど見てきた。
綺麗事なんて何番煎じの言葉だけれど、いい加減22にもなるのだから現実を見なければならない。

内定が決まった人たちさえもお互いを牽制しあい自分の会社の位置を決めているように見えてそういう世界からは逃れられないものですね、なんて吐いたり。
自分より下がいれば安心するし、上がいれば妬む。
上昇思考の歩く向上心のような少年漫画の主人公は絶滅してしまいました。
いや、そもそも存在していたのかわからないけれど。何しろ私はあったことがない。


昔の日記を見返してとうとう底辺に落ちたと自棄になる。
誰かから学ぶことも指にペンだこ作るほど書く事も好きだしまだやりたいと思っている。
そう、思っているだけ。
勉強しなきゃ。適性検査を受けるたびに算数が解けなくなっている自分に絶望する。
また図書館にでも通うか。この辺の図書館の利用方法知らないけれど。



お了い。